【ご報告】三沢基地米軍チャプレンとの交流再び〜岩手県野田村にて日米宗教者共同で祈り

齋藤信悟
2026年3月30日、青森支部は、日米宗教者の交流をテーマにNHK三沢支局の取材を受けました。
2月26日の米軍基地内でのチャプレンと臨床宗教師の間で交流がなされたことがきっかけとなり、今回の取材に至りました。
当日は、岩手県野田村で取材が行われ、米軍より2名のチャプレンと数名のサポートスタッフならびに広報数名、青森支部からは小向・齋藤の両名に加え、東北臨床宗教師会から高橋悦堂師が集いました。
野田村ほたて展望台に建立された震災記念碑に到着すると、村役場未来づくり推進課の廣内氏、ならびに野田漁友会「荒海団」の安藤氏が出迎えてくださいました。
日米それぞれの宗教者が交互に祈りを捧げ、その後チャプレンが一団を代表して祈りの霊句を唱えました。その場において、臨床宗教師や随行の米兵らがそれぞれに頭を垂れ、あるいは手を合わせる姿が自然に生まれ、「共に祈る」という静かな連帯のひとときが形成されました。

続いて、震災モニュメントの前において、安藤氏より当時の被災体験や、救援に駆けつけた人々への感謝を込めたエピソードが語られました。
その後、一行は漁港へ移動し、激しい浜風を身に受けながら、停泊する漁船や沿岸部海域を襲った津波被害の生々しい体験について安藤氏より口承を受けました。地元の道の駅に立ち寄り昼食の際、地産品を眺め積極的に購入するなど、復興支援の一助となる行動を自然に実践するチャプレンの姿も印象的でした。

三沢基地へ場所を移し、日米宗教者が今回の訪問と祈りの時間を振り返り、それぞれが感じたことを率直に言葉にして分かち合いました。祈りを共にした経験の意義や、宗教者として互いに学び得たことを確認し合いながら、今後の再会を約束し親交を深めるひとときとなりました。
前回の三沢基地チャプレンとの交流がきっかけで実現した今回の取り組みが、青森支部が目指している「地域でのケア」に繋がっていくことを願っております。
なお、当日の様子は2026年4月9日に放送予定の「NHKあっぷるワイド」内で紹介される予定です。
