【ご報告】2026年3月6日、東北臨床宗教師会主催「東日本大震災 追悼のつどい」(福島県相双地域)に参加しました

東北臨床宗教師会 | 青森支部

齋藤信悟

2026年3月6日(金)、青森支部は福島県相双地域にて執り行われた東北臨床宗教師会主催「東日本大震災 追悼のつどい」に参加(3名:齋藤信悟・長岡俊成・小山田和正)しました。(小向善幸氏は、当日予定されていた弘前大学附属病院がん相談支援センター「ふらっとカフェ」へ参加、「追悼のつどい」は欠席となりました。)

この「追悼のつどい」は、東北臨床宗教師会によって三陸沿岸地域を中心に、毎年開催地を変えて行われているもので、今回は福島第一原子力発電所に臨する相双地域での開催となりました。

はじめに双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」に集合し、原発と共に歩んできたこの地域の歴史や、福島第一原発事故当時の記憶・記録、そして後世に伝えるべき教訓が保存された館内を見学しました。

東北臨床宗教師会 | 青森支部

とりわけ印象に残ったのは、被災当時の様子を証言者が語る「館内語り部講話」でした。あの日、住民の方々の身に何が起こっていたのか、また原発事故による被災ののち、長い年月の中でどのような偏見や差別を経験してこられたのかなど、当事者の言葉で語られる現実に耳を傾ける時間となりました。原発事故によって生じ、今なお残されている課題や痛みについて改めて考える、貴重な学びの機会となりました。

その後、参加者は各宗派の宗衣をまとい、浪江町の大平町霊園に建立されている東日本大震災慰霊碑へ移動し、宗派ごとに追悼の祈りと法要を捧げました。

震災から年月が経過する中で、記憶の風化が懸念される一方、被災地には今なお続く課題と向き合う人々の姿があります。今回の訪問と祈りの時間を通して、あの日の出来事を心に刻み続けるとともに、臨床宗教師として被災地に思いを寄せ続けることの大切さを改めて感じる機会となりました。今後もそれぞれの現場において、人の悲しみに寄り添う歩みを続けてまいりたいと思います。